なんでも集めてしまう癖
気づくと、ファイルもアプリもツールも「とりあえず保存」「いつか使うかも」であふれている。
文房具も服も、あれこれ揃えたくなる。理由はシンプルで、“全部揃ってる状態”が安心できるから。
でも、その安心はだいたい一時的で、時間がたつと「なんでこんなにあるんだっけ?」という気持ちになる。
集めたのに使わない、という現実
不思議なことに、たくさん集めるほど「選べなくなる」。
気に入っていたはずの道具も、似たようなものが何個もあると、どれを使えばいいのかわからなくなる。
結果として、一番使いやすかったはずの「いつものやつ」しか結局使っていない、ということが起きる。
「必要なものだけでいい」というシンプルな考え
最近、こう思うようにしている。
必要なものだけを選ぶほうが、かっこいい。
無駄に揃えてない人って、むしろ洗練されているし、使い込んだ1つに説得力がある。ものだけじゃなくて、情報も、予定も、人付き合いも、そう。
集めないための具体的アクション
1. 「今使ってるか?」で判断する
- “いつか”は使わない。
- 今週使ってないものは、一時保管フォルダに退避。
2. 「ひとつ買ったら、ひとつ捨てる」ルール
- 物理的にもデジタル的にも、追加=置き換えにする。
3. 「買い物かごに24時間ルール」
- 気になってもすぐに買わず、次の日にもう一度見る。
- 衝動が消えていれば、それは本当に不要だったというサイン。
4. 「全部じゃなく、1軍だけ見える場所に」
- よく使うモノだけ机の上に。
- 情報も「お気に入り」だけ表示、「全部」は隠しておく。
5. 「なぜそれを欲しいと思ったか」をメモする
- 欲しかった動機を言語化しておくと、本当に必要かを見直せる。
- 集め癖は「不安の反応」のことも多い。
おわりに
ものを集めることで安心していたけれど、本当に安心できるのは、「必要なものを必要なだけ持っている状態」だった。
これからもきっと、また集めたくなる。でもそのときに、「それ、今使う?」と一呼吸おけたら、少しずつ変われる気がしている。